中野たてもの応援団

歴史的建造物についての勉強会や、建物見学会などを通して、私たちの身近である建物を大切に思う気持ちを共有し、これからの中野のまちづくりに活かしていく方法を探っていきたいと思っています。

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8月9日(日)H邸にて


 今日は、23日の補強工事に向けて、材料の搬入と掃除を行いました。参加人数は7名。

 まずは母屋の周りの落ち葉をまとめ、補強工事の準備作業として、建築様式を改めて確認し、問題点を認識することにしました。H邸の母屋の土台は「石場建て」です。高温多湿な日本の気候では、建物の痛みは「足元」から来ることが多いので、こういう風に石の上に柱を乗せます。そうすると、建物の足元の通気性が良くなり、防腐性、防蟻性に富むわけですね。
これは伝統構法の特徴であり、自然と共生する建築のあり方を体現しているそうです。昔の人は、こうして「いかに自然とうまくやっていくか」を考えるのが当たり前だったんですね。

 また、柱がそれぞれ独立基礎の上に乗っていますから、土台を敷いてある場合と違って「その柱の足元だけを直す」といったようなことも可能になります。メンテナンスがしやすくなるわけです。
この「メンテナンス性のよさ」が、石場建ての家の特徴であり、日本の古民家が長寿命であることに大きく貢献しています。
 同時に、地震の力を受け流す仕組みでもあるため、3.11の時も倒壊せずに済んだわけなんですね。

 次に、柱を確認すると、補強をするのに斜め材だけでは弱い柱もありました。そういう箇所は、柱に沿わせてもう一本必要となります。仕上がりのイメージは、地面を底辺とした直角三角形の形に木を組むような感じです。そして、根元にストッパーの杭を打ちます。

 今日は手作りの梅ソーダの差し入れもいただき、そよ風の中で気持ち良く過ごすことができました!
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