中野たてもの応援団

歴史的建造物についての勉強会や、建物見学会などを通して、私たちの身近である建物を大切に思う気持ちを共有し、これからの中野のまちづくりに活かしていく方法を探っていきたいと思っています。

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旧千川小学校

昭和46年築、旧千川小学校は、取り壊しがほぼ決定しています。
亀井さんの呼びかけでミニ街歩きで歩きました。平日の午後参加者は5名でした。
豊島区は財政難なので、土地など無償で貸して介護施設か保育園を作ろうと計画している。
どうにかこの素晴らしい建築を有効利用して使って、なんとか残してもらいたい。
詳細はこちら

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昭和50年代の現代合理主義建築、すつきりしている。
柱が均等割り。柱と梁との構成は、窓がピッタリしてる。柱いっぱいにぴっちりおさめるのは、技がいる。小壁がないのがすっきりしていてよいこだわりの建築だ。
階高をちぢめていく。1階と2階の高さがちがう。開口部は構造体につける。

横幅が100メートル近くある。
校庭との空間がバランスが良い。

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ひさしがぐるーと1周まわってるのは、まさに現代合理主義のスタイルを踏襲している。
2、3階にひさしがまわってる建築もある。実際より高くみえる。
この小学校は、引きの空間をみせる工夫がある。
ひさしによって、外壁のもちがよい。


建築自らレクイエムを奏でているかのようです。 
郵政スタイルと文部省スタイルをつなぐ、合理主義建築で、3層のトップ全周に庇を回し、余計な増築物も小壁もなく、十分に広い前庭を持ち、100メートルに及び、堂々として品の良いこの建築は、無言で、人々に建築文化を語りかけてきます。
昇降口の床や階段手すりの人研ぎ仕上げなども、クラックの一つもない出来です。
教室の使い込んだフローリングもしっかりしたもので、小生にはこのような事態になったことが理解できないのですが、こうした発言に激怒する向きもあるようです。

価値ある建築には「引きの空間」が大切で、この空間のデザインも当然大切となること。
本来は、そうした空間が建築物とセットで街区ににデザインされているべきこと

 今回の千川小学校はこの点前庭が広く取れています。プールも解体して、
全面を芝生化すれば、それこそ貴重な都市空間ができます。

(亀井談)



平和小学校、昭和45年築は、取り壊しが始まっている。
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これは、解体後、美術館のような郷土館のような複合施設に建て替わります。
この建築も千川と同時期の合理主義建築で、平成11年ころには学校機能はなくなって、映画やテレビの撮影場所として昭和期の第2次ベビーブームを都市部で過ごした方には、全くしっくりの学校建築として働いてきたたわけです。
こうした経歴からしても、本来は解体前に建築の葬式ぐらいあってしかるべき建築です。
豊島区では、すっきりとしたフォルムの建築はこの2件だけです。  
後は、要小学校、千早小学校など、現在も現役の学校があるわけですが、これらはややイデオロギーに希薄です。小生は別段現代合理主義建築の信奉者でも何でもありませんが、建築の文化性にはこだわるものの1人です。
 
一方平和小学校は千川より高さがある建築のため、やや引きが足りない。
達者な設計者は既存の有効な空間を勘案してデザインしますが、いずれにせよ、建築と合わせて、道路や広場のバランス、周辺街区との絵画性が評価されるべき事もすでにお話ししたと思います。(亀井談)


要小学校 昭和38年築
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ひさしがだんどん短くなってきてる。古ければ合理主義は少なくなってる。

鉄筋が増築のために残されている。
庭や校舎は道路拡張でななった。現代の人はこだわりがなくなってる
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応援団最年少の若き建築家の卵は、さっそうと自転車で御茶ノ水の大学院まで走り去った。
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